[ヒットのたまご](297)沖縄物産コーディネイター 池村博隆
 日本最西端の与那国島の手づくりパン&カフェ「パネス」は、創業30年の島で愛される店です。店主の神山美恵(よしえ)さんは夫・尚久さんと、2021年にはカフェをオープン。
ランチで提供するこだわりだしの「手打ちそば」も自慢の一品です。また、島外へのお土産品づくりにも挑戦。カリッと焼き上げ保存が利く「ラスク」や「切っても切ってもヨナグニウマ型食パン」などを誕生させました。
 長男・亮司さんは、高校から島を離れ東京で就職しましたが、4年前に戻り、親子3人で「パネス」を経営。島の直面する現状や環境の変化に驚きつつも「島の役に立ちたい」との思いが湧き上がり、帰ることを決心したそうです。
 亮司さんのアイデアで、おしゃれなスイーツ「よなぐにカヌレ」(500円)を商品化。21~23日の「離島フェア」に向け、人気商品のヨナグニウマ型食パンやカヌレを冷凍輸送し、会場から自宅に持ち帰れるよう「保冷バック」を製作しました。「家族だんらんで食してもらいたい」と、3千円以上購入でプレゼントする予定です。
 離島であるがゆえの商品開発や物流問題に直面しながらも、柔軟な発想で課題解決に取り組む「パネス」神山親子に期待です。
 【メモ】与那国町与那国312。電話050(3578)3608。詳細はhttps://yonaguni-paness.com/
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ヨナグニウマ型食パンやカヌレ 沖縄・与那国島でお土産づくりに挑戦 手づくりパン&カフェ「パネス」[ヒットのたまご] 
神山亮司さん
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