[おきなわNIE]
 2025年度県NIE実践フォーラム(主催・県NIE推進協議会)が27日午後2時から、那覇市の県立首里高校で開かれる。「SDGs」「防災はがき新聞」「子ども新聞などを活用した平和学習」などをテーマに公開授業を行う。

 フォーラムに参加する同校染織デザイン科2年1組で5日、地理総合の授業を使ったはがき新聞作りの実践があった。40人が6グループに分かれて、オセアニア、東南アジア、ラテンアメリカなどの計6地域の文化や生活を調べ、はがきサイズの用紙にまとめた。
 社会科の赤嶺佳帆教諭は「文字だけでも、イラストだけでも大丈夫。内容がまとまらなければテーマやキーワードを一つに絞って」とアドバイス。ラテンアメリカ地域を調べた渡嘉敷陽菜花さん(17)は「インターネットなどで調べた資料では難しい表現が多かったので、読む人が分かりやすいよう要約した」と紹介した。オセアニア地域を担当した玉城結々さん(17)は宗教分布を調べて「教科書に載っていないことも調べてまとめた。グループ7人で役割分担ができた」と話した。
 赤嶺教諭は「はがき新聞は文字数が少なく、長い文章を書くのが苦手な生徒でも取り組みやすい。内容を短い文章で、どのようにまとめるかを考えるいい機会になった」と話した。作成したはがき新聞はフォーラム会場で展示する。
 フォーラムへの参加は以下のフォームから申し込む。問い合わせは沖縄タイムスNIE事業推進室(編集局社会部内)、電話098(860)3553。

(社会部・玉城尚也)
首里高生、世界の文化をぎゅっと要約 はがき新聞で表現力磨く ...の画像はこちら >>
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