【那覇】海難救助に協力したとして、那覇海上保安部は10月29日、ブライダル会社勤務の薮智仁さん(24)=読谷村=と港運会社勤務の山城隼さん(41)=糸満市=にそれぞれ感謝状を贈った。
 薮さんは同月10日、読谷村都屋のビーチで、結婚式の写真を撮影していたところ、シュノーケリング中の韓国人の40代男性が溺れているのを発見。
近くにいた外国人らを連れて救助した。趣味でサーフィンをしているといい、「また同じことが起きた際も、周りの人を巻き込んで助けたい」と話した。
 山城さんは同月25日夕、釣り船が糸満漁港沖で停止したと知人から連絡があった。船には知人の他、子どもも乗っており日没も近かった。山城さんは自分の船を出し漁師のいとこを呼んで救助した。「全員無事で良かった。海は怖い。自分も常に安全第一を心掛けている」と話した。
 海上保安部の税所百年部長は「我々が救助にたどり着くまでに時間がかかる。迅速な判断で命を助けていただいて本当にありがたい」とたたえた。(社会部・平良孝陽)
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