【今日何が？】古謝市長が失職へ　11月17日の速報記事を時系列でまとめ読み

　南城市議会は１７日、臨時会を開き、市職員へのセクハラ問題で古謝景春市長に対する不信任決議案を採決する。９月市議会に続いて２度目となる不信任決議案で、可決し、古謝氏は17日付で失職することがほぼ確実な情勢となっている。
　一方、開会直前には、古謝市長が辞職届を提出したことが判明。混迷を極める南城市政の１７日の動きを追った速報記事を時系列で紹介する。（見出し時刻は記事の公開時間）

 

午前９時24分　古謝市長の辞職意向が判明
　古謝市長が辞職する意向を示していることが分かった。古謝氏が16日に當眞隆夫副市長に伝えた。當眞副市長が17日朝、職員らに伝えた。
　市職員に対するセクハラ問題を巡り、市議会は同日の臨時会で不信任決議案を提出、可決するのがほぼ確実の情勢だった。９月議会に続いて、２度目の可決となれば市長は自動失職するため、その前に身を引こうとした格好だ。
古謝市長が辞職の意向　セクハラ問題巡り　沖縄・南城市議会の不信任案可決前に
午前11時47分　市議会が取り扱い協議へ

古謝景春南城市長の辞職届について報道陣の質問に答える安谷屋正市議会議長（左）＝17日午前11時７分、同市役所（小宮健撮影） 　

　南城市議会は17日午前11時05分頃、全員協議会を終え、古謝景春市長から出された辞職届をどう取り扱うか、議会運営委員会で決めると確認した。再開後の本会議で議会運営委員長や委員を決め、その後にあらためて協議する。
古謝市長の辞職届は「16日付」　南城市議会、取り扱いを議会運営委員会で協議へ
午後0時17分　市民から怒りの声も

古謝景春市長が16日に辞職の意向を副市長へ伝えたことを知り、喜ぶ市民ら＝17日午前９時29分、南城市役所前（小宮健撮影）

　古謝市長の突然の辞職意向を受け、市長のセクハラ問題を追及してきた市民たちからは、古謝氏が辞職に追い込まれた状況を歓迎する一方、不信任決議案の可決が目前に迫った現段階での届け出に「市議選にかかった２千万円があれば、どれだけの人が助かったか」「辞めるのは遅すぎる」などと怒りの声も聞かれた。
「とことん市民を振り回すね」沖縄・南城市長の辞職意向、セクハラ問題追及の市民ら怒り
午後1時18分　市議会は予定通り不信任提案へ

古謝景春南城市長の辞職届について報道陣の質問に答える安谷屋正市議会議長（中央）＝17日午後1時1分、同市役所（小宮健撮影）

　南城市議会は１７日午後１時、議会運営委員会を終えた。古謝景春市長から出された辞職届は議会としては取り扱わない方針を決めたといい、予定通りに不信任案を提案する。同委員会の委員によると、「辞職届は議会として『受理』はしているものの、採用しなければならない法的根拠はない」と分かったという。
古謝市長の辞職届は取り扱わず　沖縄・南城市議会、予定通りに不信任案を提案へ
午後1時35分　市議会が昼休憩に入る

南城市議会の臨時会に臨む市議ら＝17日午前10時、同市役所（小宮健撮影）

　南城市議会は１７日午後１時３５分頃、昼休憩に入った。午後２時半から、當眞隆夫副市長ら執行部が出席して本会議を再開する。古謝市長が市議会を解散したことによる市議選の経費約２４８８万７千円の専決処分を審議した後、古謝氏に対する不信任案を採決する。
沖縄・南城市議会は午後2時半に再開　古謝市長の不信任案を採決へ
午後2時45分　市議会で不信任案提案
　南城市議会で１７日午後２時半過ぎ、古謝景春市長に対する不信任決議案が提案された。
【全文】「〝公人失格〟市長の即刻退陣を」　古謝景春南城市長の不信任を求める決議案
午後3時13分　古謝市長の失職決まる

古謝景春氏の不信任決議案を起立多数で可決した南城市議会＝17日午後３時11分、南城市議会

　南城市議会は１７日の臨時会で、市職員へのセクハラ問題に関する古謝市長への不信任決議案を可決した。９月定例会に続いて２度目で、古謝氏は１７日付で失職することが決まった。本来の任期は来年２月までだった。
　不信任決議案の可決後、古謝市長によるセクハラ被害者の救済を求める決議案も可決した。
【全文】「一刻も早い被害者救済を」 古謝市長によるセクハラ巡り沖縄・南城市議会が決議

古謝景春南城市長に対する不信任決議案が可決し、喜ぶ市民ら＝17日午後３時12分、同市役所（小宮健撮影）

午後6時11分　市長選の投開票日が決定
　古謝市長が不信任決議を受けて失職したことに伴い、市選挙管理委員会は１７日、市長選を１２月１４日に告示、同２１日に投開票すると発表した。