那覇市有地を巡り元市議会議長の久高友弘被告(77)らに計5千万円を渡したとして贈賄罪に問われた、元総会屋の被告の男(82)=鹿児島県=の論告求刑公判が17日、那覇地裁(小畑和彦裁判長)であり、検察側は懲役2年6月を求刑した。弁護側は現金5千万円は将来的な土地売買に関する手付金で、賄賂の認識はなかったと改めて無罪を主張し、結審した。
判決は来年2月9日。
 検察側は5千万円を用意するに至った他の贈賄関係者の 証言や、現金授受の際のやりとりなどから元総会屋の被告が賄賂性を認識していたと主張。「賄賂の額は極めて高額で公務に対する信頼失墜の程度は深刻」と指摘した。
 弁護側は、他の贈賄関係者の証言は久高被告の罪を重くしようと虚偽が含まれている可能性もあり「信用性には疑問がある」とした。
贈賄側の元総会屋に懲役2年6月を求刑 弁護側は改めて無罪主張...の画像はこちら >>
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