【那覇】那覇市牧志の複合ビル「てんぶす那覇」3階に事務所を移転したプロオーケストラ「琉球交響楽団」が10月31日、国際通りに面したてんぶす前広場でサプライズ演奏を披露した。
 事前告知なく、街中で突如始まるパフォーマンス「フラッシュモブ」で道行く人の注目を集めた。
最初にドラム音が広場に響き、次にフルートやバイオリン、クラリネットと奏者が次々と現れ「ボレロ」を合奏した。続いて、アップテンポのカルメン組曲「トレアドール」で秋の夕暮れを華やげた。
 団員約40人から成る琉球交響楽団の事務所は浦添市勢理客にあったが、10月からてんぶす那覇ビル3階に移転した。
 「てんぶす」はうちなーぐちで「へそ」の意味。てんぶす那覇は、文化・芸能の発信地にという期待が込められたエリアでもある。楽団事務局長の中村圭介さんは「暮らしの中に息づく音楽、街の魅力となれるような活動を目指していきたい」と新拠点での意気込みを語った。
国際通りに響く『ボレロ』 琉球交響楽団が新拠点・てんぶす那覇...の画像はこちら >>
編集部おすすめ