沖縄本島中部の米軍基地内のトイレで日本人女性に性的暴行し、駆け付けた別の女性の首を絞めるなどして負傷させたとして、不同意性交と傷害の罪に問われた米海兵隊1等兵の男(28)の初公判が18日、那覇地裁(小畑和彦裁判長)であった。被告の男は「(犯行事実の)記憶はない」と起訴内容を全面的に否認した。


(資料写真)那覇地方裁判所

 一方、弁護人は不同意性交等罪について「何らかの暴行を加えたことは争わない」とした。その上で性交した起訴内容は争うと意見した。被告と弁護人との間で主張や意見が異なり、法廷内で急きょ打ち合わせするなど異例の事態となった。
 次回期日は未定。裁判所と検察、弁護側の3者で協議し次回以降の審理の進め方を協議するとしている。
 起訴状などによると、被告は3月18日、女性の首を手で絞め、個室トイレのドアに押し付けて性的暴行をした上、助けようと駆け付けた別の女性の顔を足で踏み付け、背後から首を絞めるなどし全治約3日間の顔面打撲や頸椎(けいつい)捻挫などを負わせたとしている。
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