中城村が運行するコミュニティーバス「護佐丸バス」が19日から、顔認証による乗車サービスを始める。18日に中城村役場で乗車デモンストレーションがあり、琉球銀行やジョルダン、東陽バスなどの関係者が「顔パス」乗車の使い勝手の良さを体験した。

 特設サイトから顔写真やクレジットカードの決済情報を事前登録する。乗降時に専用の端末に顔を向けると瞬時に認証し、音とともに画面に「通行可」と表示される。サングラスやマスク着用でも問題ない。
 2024年度は過去最高の4万2千人が乗車した。利用者は地域住民が多く、学生の通学や高齢者の買い物などに使われているという。
 顔認証システムなどを提供しているジョルダンの佐藤俊和社長は「沖縄を日本で最もICTの進んだ島にしたい」と語った。比嘉麻乃村長は「素晴らしいサービスが県内外に広がってほしい」と期待した。(政経部・川野百合子)
 顔認証乗車サービスの「護佐丸パス」の登録サイトは https://gosamaru-bus.jcld.jp/OKN_APP/view/login.html から。
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「顔パス」で乗れる護佐丸バス サングラスやマスクでも認証OK 中城村で11月19日から開始
バスの出入り口付近に設置された顔認証の専用端末。顔を素早く感知する=18日、中城村役場
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