【うるま】うるま市の具志川商業高校(神谷和彦校長)の第32回「具商デパート」が7、8両日、同校で開催された。生徒が商品の仕入れから販売までを行う恒例の模擬会社イベント。
2日間で市内外から約5千人が来場し、にぎわった。
 15店舗が並び、市内外の40社から仕入れた雑貨、菓子類、農水産物加工品などの他、オリジナルのタオルも販売された。
 今年からキャッシュレス決済を導入。提携する県立岐阜商業高校から仕入れた焼き肉のたれやせんべいなども販売された。
 来場者が多いため飲食スペースを体育館内に設ける工夫が来場者から好評を得た。広い体育館は地域住民や保護者らが集まり、笑顔あふれる交流の場となった。
 市内から来場した宮城智さん(66)、久江さん(66)夫妻は「孫5人と来た。毎年楽しみにしている」と笑顔。沖縄市の70代の夫婦は「駐車場に入るのに20分を要した。生徒のパワーに圧倒された。素晴らしいの一言」と興奮気味に語った。
 初日は半嶺満県教育長も訪れ、社長を務めた田原萌乃さんの案内で各店舗を巡り、電子決済システムでお目当ての商品を購入。
「グローバル化や予測困難な激動の時代で主体性を持って課題に向かっている。生徒、教職員と地域の支えで伝統を引き継いでいることに感動した」とコメントした。(翁長良勝通信員)
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