指定薬物のエトミデートや麻薬のコカインを所持したとして、医薬品・医療機器法違反と麻薬取締法違反の罪に問われたうるま市の被告の男(24)の初公判が19日、那覇地裁沖縄支部(梶浦義嗣裁判官)であり、被告は「間違いない」と起訴内容を認めた。エトミデートを所持した罪での裁判は県内で初めてとみられる。

 検察側の冒頭陳述などによると、被告は4月末ごろから5月初めごろ、知人からエトミデートの吸引を勧められ初めて使用し、ふわふわして心地よい効果を感じた。その後、SNSでエトミデートの密売人を探し、10回以上購入したとされる。
 交際相手と共に断続的に使うようになり、7月に車の中で吸引していたところ意識を失い、警察官に声をかけられたことでエトミデートの所持が発覚した。
 起訴状によると7月10日、沖縄市内の路上に停車中の車内でエトミデート液体約0・331グラム、8月12日にはうるま市内でコカイン粉末約0・967グラムを所持したとしている。
 次回の裁判は来年1月14日に開かれる予定。
エトミデート所持、県内初の公判 被告の男「間違いない」と所持...の画像はこちら >>
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