【速報】出産直後の女児殺害　母親に懲役4年　那覇地裁「不合理で浅はか」　執行猶予付かず
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　沖縄県沖縄市の自宅敷地内で昨年１２月、出産した女児を胸に押し当て殺害したとして、殺人罪に問われた無職の被告の女（３１）の裁判員裁判の判決公判が２０日、那覇地裁で開かれ、小畑和彦裁判長は懲役４年（求刑懲役５年）を言い渡した。弁護側は「控訴するかは被告人と相談して決めたい」とした。


（資料写真）那覇地方裁判所

　判決は、犯行態様がことさら悪質とはいえないとしつつ、１人の生命を奪った行為は「不合理で浅はか」と指摘。執行猶予を付すべきでないとした。
　これまでの公判で被告の女は、元夫や元交際相手に妊娠を告げると離婚話をされたり、堕胎を迫られたりしたと説明。そのため、殺害された新生児の父親である現在の交際相手に相談ができなかったと弁解した。
　また、子ども２人の世話を母親に任せながら３人目を妊娠、養子縁組に出した経緯もあり、「（４人目の妊娠を告げれば）母親に怒られると思った」とし、事件直前に陣痛が始まると「パニックになった」と語っていた。
　判決公判で小畑裁判長は過去の事情を踏まえても「（新生児の父親である）交際相手に妊娠を伝えることは十分可能だった」と述べた。
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