1990年11月に暴力団の内部抗争で警部(享年43)と警部補(同42)が凶弾に倒れ殉職した事件から35年となった23日、担当した元警察官ら十数人が沖縄署の慰霊碑に集まり、事件を風化させまいと誓った。
 事件は沖縄市胡屋で発生。
警戒中の2人が敵対する相手の関係者と間違われて殉職した。実行犯の男は無期懲役が確定し服役中で、共犯とされる容疑者は今も全国指名手配中だ。又吉容疑者は既に死亡している可能性が高い。
 事件の当日、誕生日を迎えた元警察官(63)は「あれからこの日は、誕生日ではなく命日となった。一日たりとも忘れたことはない」。容疑者の足取りを追い続け、死亡した可能性が高いという情報をつかんだ。「年月がたってしまったが必ず解決してほしい」と後輩に託した。  (社会部・平良孝陽)

 
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