沖縄本島北部で水道管から漏水した問題を受け、読谷村の都屋漁港にある漁協直売所は24日、断水の可能性があるとして、通常より約1時間早く営業を終了した。普段は午後5時までだが、水の確保ができないため。

 同直売所では、魚の洗浄やまな板の洗い流し、館内の清掃などに水を使用しているが、貯水タンクはないという。前泊克昌組合長は「生ものを扱っているので衛生管理が重要。清掃ができなければ営業を続けるわけにはいかない」と話した。
 一部の客には対応できず、購入できないまま引き返した人もいた。
 休日には通常200人ほどが訪れるが、この日は客足も少なかったという。
 前泊組合長は「天ぷらを揚げるのも小麦粉を水で調整するし、食器洗いにも魚を洗うのにも全てにおいて影響がある。断水が続けば売り上げにも影響が出るし、対策を考えないといけない。競りにも水が必要で、今後の対応を検討している」と話した。
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