沖縄本島北部の水道管漏水事故を受けて、西原浄水場から給水する本島中南部の一部地域で断水している問題で、自治体に水を供給する沖縄県企業局は25日午前0時50現在、事故があった管路とは別の管路を使い、停止していた久志浄水場(名護市)から西原(西原町)、石川(うるま市)の2浄水場への送水を24日午後11時49分に再開したと発表した。西原浄水場は明け方ごろに自治体への給水を再開する見込みという。
自治体から各世帯への断水解除は、排水作業などのため給水再開からタイムラグが生じる可能性がある。
 企業局によると24日午後7時現在、西原浄水場エリアの那覇市や浦添市、西原町、糸満市が各世帯向けの断水作業を実施した。
 石川浄水場から自治体への給水も停止する恐れがあったが、調整池のコントロールなどで断水は回避されていた。今後も送水停止の見込みはないという。
 漏水事故は24日未明、沖縄本島北部の水源と久志浄水場をつなぐ水道管が、大宜味村塩屋地内の県道地下に埋設された部分で破裂したことで発生した。1967年の設置から60年近く経過していたため、老朽化による腐食が原因とみられている。
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