沖縄本島北部の水道管漏水事故を受けて、西原浄水場から送水する本島中南部の一部地域で断水が続いている。25日中にも断水は解消される見通しだが、復旧後、水道を使うときには注意が必要だ。
いきなりトイレを使わないなど、気をつけたいポイントをまとめた。
 断水が解消したら、敷地内の水道元栓にできるだけ近い蛇口(屋外や台所、洗面所)から、ゆっくりと少しずつ開ける。一気に開けると、断水中に水道管内に入った空気の圧力が強まり、蛇口などを破損させる恐れがある。断水中に元栓を閉めていた場合は、全ての蛇口が閉められていることを確認してから元栓を開ける。
 蛇口から水が出てきたら、水に濁りや臭い、異物がないかを確認する。断水解消後は、赤さびが混じった赤い水や、空気の泡が混じった白い水が出る可能性がある。透明の水が安定してしばらく出るまで、水を流し続ける。
 水の汚れが故障につながりやすいトイレや給湯器、洗濯機は、きれいな水が出ることを確認してから使う。
 県企業局は25日午前4時、西原浄水場に送水を再開した。各市町村の配水池の貯水状況によって、25日中にも断水が解消される見通し。ただ、各市町村で断水中のさび抜きなどの作業にも時間を要するため、実際に通常通り水道水を使えるようになるまで時間がかかることもある。
蛇口はゆっくり開けて…急な加圧で破損の恐れ 断水復旧後に水道...の画像はこちら >>
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