[手話でつながる新しい世界]
 【糸満】沖縄タイムス社主催の「『手話でつながる新しい世界』学校巡回プロジェクト」が21日、糸満小学校で開かれた。手話講師の藤乃さん=豊見城市出身=が聴覚障がいについて解説し、手話や筆談を通したコミュニケーションの大切さを伝えた。
4年生80人が手話や指文字を学んだ。
 生まれつき耳の聞こえない渡辺博和さんも登壇。補聴器を外した渡辺さんが、声をかけられても気付かない様子に児童たちからは驚きの声が上がった。
 藤乃さんは「聞こえないだけなのに、聴覚障がい者は無視していると勘違いされることが多い」と指摘。声をかける時は、肩を軽くたたいたり、目の前に回って手を振ったりしてとアドバイスした。
 児童を代表して外間あずささんが「クイズなどで手話を楽しく学べた。耳の聞こえない人とも会話したい」と感謝を述べた。
「無視していると誤解されがち」聞こえない人への伝え方学ぶ 手...の画像はこちら >>
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