「感謝の気持ちでいっぱい」　商店にお菓子を配達、66年で幕　沖縄・名護市の上間さん夫妻が廃業
１１月いっぱいで卸配達業を廃業する上間稔さん（右）、サエコさん 画像（1枚）
　沖縄県名護市大南の上間稔さん（８２）、サエコさん（７３）夫婦は、６６年間営んだお菓子の卸配達業を１１月いっぱいで廃業する。
　上間さんは、駄菓子屋の上間商事（通称オキコ屋）＝同市大南＝の創業者、上間良光さん（８５）の弟。
上間商事からお菓子を仕入れ、各地に配達している。
　当初は源河、屋我地、羽地、辺野古など６０軒のマチヤーグヮーから受注していたが、現在は１１軒まで減り、週に３回程度の配達になった。稔さんの足が弱くなったこともあり、今月いっぱいでの廃業を決めた。
　稔さんは「長い期間、お付き合いしてもらったマチヤーグヮーの皆さんに感謝の気持ちでいっぱい。少し寂しいが、これからは妻とゆっくりしたい」と話した。（松本アケミ通信員）
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