元県警少年補導職員で非行少年やその保護者の支援に携わってきた「オフィス テルサン」の山田照子さん=写真=が11月19日、沖縄市民小劇場あしびなーで児童虐待防止講演会を開いた。家庭内での虐待や子育てについて語り、親の言動が子どもに与える影響を来場者108人と考えた。

 山田さんは過去に自身が関わった県内の事例を紹介。山田さんが、両親の虐待行為があった兄弟と一緒に絵を描こうと赤ペンを探していると、兄弟から「赤あるよ。(体を)切って血を出せばいいさ」の言葉が飛び出したという。「暴力が日常的にあるからこういう言葉が出てくる。深い闇を感じた」と話した。
 母親に刃物を向けられた子や、ネグレクトでドッグフードを食べていた子のケースも振り返った。
 虐待をする親は大半が孤独でケアやサポートが届きにくいと指摘。「虐待行為は許されないが、その行為者を責めても子どもは守れない。一人で抱え込まないで、心でつながる関係性を構築する必要がある」と強調した。(中部報道部・又吉朝香)
親に刃物を向けられたり、育児放棄でドッグフードを食べたり…沖...の画像はこちら >>
編集部おすすめ