沖縄県企業局は4日、石川浄水場(うるま市)から那覇市の上間調整池に送水する水道管の一部が沖縄市比屋根地内で漏水していたことを3日に発見したと発表した。同調整池は北谷浄水場から応援送水が可能で断水の恐れはなく、道路陥没などの影響もないという。
企業局管理の水道管の漏水事故は11月24日にも発生し19万世帯が断水した。老朽化した水道管の対策が急務となっている。

耐用年数40年を超えた水道管から漏水した現場=4日、沖縄市比屋根

 今回漏水した水道管は1966年に設置され、法定耐用年数40年を超えている。11月に事故があった北部の水道管も67年に設置されており、2件とも老朽化で漏水したとみられる。いずれも米国規格の水道管。

 

 企業局は沖縄市で漏水した水道管の延長44・3キロのうち、2024年度末までに79%の更新を終え、漏水した部分も今後更新を予定していた。
 企業局の職員が3日に漏水現場周辺を通った際、道路がぬれているのを確認。4日に水道管の管理者が企業局か沖縄市かを確認し、企業局と発覚したという。漏水は軽微で、運用を続けながら修理方法を検討する。
 水道管の老朽化が進行していることを受け、企業局は耐用年数の再評価や点検を進めている。(政経部・東江郁香)
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また 老朽化した水道管で漏水 沖縄市で発見、断水の恐れなし 北谷浄水場から応援送水【地図あり】
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