糸満漁港(糸満市)で4日早朝、ソデイカ(セーイカ)の初競りがあり、競り人と仲買人の威勢よいかけ声が響いた。昨年の不漁の影響もあり、最高値は1キロ当たり1870円。
県内で過去最高という。鮮度の高さを示す赤色が魚市場を彩った。
 この日は17隻が入港した。約700匹が水揚げされ、最大の個体は13キロ以上。総重量は5トンを超えた。
 例年の平均競り価格は1400円前後。近年は上昇傾向にあり、昨年は1500~1600円前後だった。初日の販売額は合計でおよそ850万円だった。
 6年間ソデイカの競り担当をしているJF沖縄漁連の販売担当の野原善輝さん(30)は「高くなると予想していたが、ここまでとは。大漁になって漁業に追い風を吹かせてほしい」と期待した。
 ソデイカ漁は今月1日に県内各地で解禁された。翌年2~3月に最盛期を迎え、5月ごろまで続けられる。
(政経部・天願壮史朗)
赤色彩るソデイカずらり 沖縄・糸満漁港で初競り 1キロ187...の画像はこちら >>
編集部おすすめ