【沖縄】ランドセルを必要としている子どもたちの力になりたいと、石油の販売などを担う有限会社おきりゅう(沖縄市、前原沙也加社長)は7日まで、同市松本の給油所「ハローシーサー松本店」で“ビンテージ”のランドセルを希望者に無料配布中だ。東京都町田市の小学生が使っていたランドセルの再利用で、同社スタッフ約30人が洗車技術を生かし丁寧にクリーニング。
前原社長は「少し早いクリスマスプレゼントになれば」と話している。
 無料配布は4回目で、同社前社長の故前原政信さんと縁のある東京のボランティア団体「夢をつなごう会」とのコラボ企画。再利用できるランドセルを同団体が集め、2016年から提供している。
 今回提供を受けたのは計90個。同社スタッフ約30人がラッピングもして個性的で味のあるランドセルに整えた。一個一個に、以前使用していた子どもたちや同社の思いを込めて「ランドセルで夢をつなごう!」とメッセージ入りの手紙を添えている。
 系列店である沖縄市の山内店と南城市の知念店では11月中に計40個の配布を終えた。5日から配布が始まった松本店では残り50個を店頭に並べた。
 前原社長は「子どもたちがワクワクした気持ちで学校に行けるように、スタッフ一同、思いを込めて新たなビンテージなランドセルを店に並べた。どれも個性的で同じものはない。希望する子どもたちに好きなランドセルを選んで使ってほしい」と話した。
 (中部報道部・吉川毅)
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