【うるま】うるま市与那城平安座出身の濱川和夫さん(88)が平安座島の伝説「平安座ハッタラー」についての新聞を作った。11月に平安座自治会に贈り、自治会の入り口に飾られている。

 濱川さんは1週間かけて新聞を完成させた。平安座ハッタラーは昔、平安座島で生まれ育った人物で、とても力が強く体が大きかったといわれる。
 新聞では、歴史書「球陽」などから調べた伝説を紹介している。ハッタラーの留守中、力試しにやってきた武士がたばこを吸おうとした際、ハッタラーの妹が重たい火取石を差し出して兄に劣らぬ怪力を示し、武士を追い払ったとされる。
 濱川さんは「自治会でうまく活用し、子どもたちに伝説を伝えていってほしい」と期待した。
 上里敏正自治会長は「子どもたちの学習につながる」と感謝した。
(中部報道部・又吉朝香)
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