【沖縄】開設から45年がたつ沖縄市民会館が、建築基準法が定める新耐震基準を満たしていないとして、今年4月1日から休館し、再開時期のめどが立っていないことが5日までに分かった。耐震補強工事を行う予定で、市文化芸能課の担当者は「早期改修工事の実施に向けて取り組んでいく」と話した。

 同館は1980年10月に開設。震度5強程度の地震に対して建物が倒壊しない旧耐震基準で設計されている。
 同法は翌81年に改正され、震度6強から7程度の大地震でも倒壊しない新基準となった。
 同課は耐震診断を行った結果、利用者の安全面を考慮して休館を決めたと説明。耐震工事に向けた次年度予算の財源確保を目指している。国庫補助金と一般財源を合わせて数億円を見込む。財源が確保できれば、工事が始まってから2~3年後に耐震補強やバリアフリー化が完了する予定。(中部報道部・又吉朝香)
沖縄市民会館が休館、2025年4月から 新耐震基準を満たさず...の画像はこちら >>
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