[第39回 NAHAマラソン]
 【那覇】7日にあったNAHAマラソンで男子10位入賞を果たした名城優飛さん(28)=浦添市=はこの日が2歳の誕生日の娘羽織(はおり)ちゃんにメダルを贈った。3度目の出場で293位、75位、10位と右肩上がりで順位を上げた。
「家族や地域の応援があってこそ。1年間頑張ってきて良かった」と笑顔があふれた。
 岐阜県出身の名城さんは旧姓宇野。サッカーからビーチサッカーに転向し、2021年沖縄へ。ソーマプライア沖縄やFC琉球BSに所属し、引退後に出た22年のNAHAマラソンではまった。
 地元のブレークスルー・ランニングクラブに入ったほか、毎朝4時に起きてジョギングをする。1日トータルで走る距離は20~30キロになる。
 サッカー選手時代に出会った妻亜美さん(27)と結婚した際、「沖縄に骨をうずめるつもりで」妻の名城姓に変えた。
 昨年大会ではきつかった30キロ地点。今年は亜美さんや羽織ちゃん、名城家の大応援を受けると「ギアを上げられた」と加速し、10位の目標を達成した。
 「家族や地元企業の応援が心強かった。3年計画で来年は5位、再来年は優勝したい」と目標を掲げる名城さん。
亜美さんは「有言実行で尊敬する。けがなく帰ってきてくれて良かった」と目を細めた。
(社会部・吉田伸)
 
(写図説明)目標の10位に入った名城優飛さん(左から2人目)は、2歳の誕生日を迎えた羽織ちゃん(同3人目)にメダルを掛けた=7日、那覇市・奥武山公園
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