那覇市久茂地のタイムスビルで開催中の「2025久米島町 観光・物産と芸能フェア」は2日目の13日、現代版組踊「月光の按司 ガサシワカチャラ」が上演された。島の小中高生の熱演に、会場からは大きな拍手が送られた。
フェアは14日まで。
 約500年前、伊敷索(ちなは)按司と3人の子が統治していた久米島。三男ワカチャラは才知、武勇にたけていたが首里王府が危険視し、父親に息子の討伐命令を下すストーリー。
 親子の葛藤が交錯する舞台に、鑑賞したガレッジセールのゴリさんは「心が震えるほどの熱演で素晴らしかった」と感激した様子。浦添市の平良光祈さん(14)は「歌と踊り、演技、演奏、どれもすごくて力をもらった」と話した。
 フェアの主催は久米島商工会、町、沖縄タイムス社。1、2階では15事業所が特産品を販売する。14日は午前10時~午後6時。
 組踊は正午上演。大人2500円、高校生以下1500円。タイムスビル2階で午前10時から販売する。(社会部・當銘悠)
ゴリさん「心が震えた」 島の小中高生の組踊熱演に感激 沖縄・...の画像はこちら >>
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