沖縄本島内で今年5月と6月、成人女性に性的暴行を加えたとして、沖縄県警が在沖米軍人の20代男性2人を不同意性交の疑いで書類送検していたことが16日、県警への取材で分かった。書類送検はいずれも11月4日付。
那覇地検は同21日付で不起訴処分とした。
 県警によると、5月に発生した事案で米海軍兵を、6月に発生した事案で米海兵隊員を同容疑で書類送検した。那覇地検は「被害者をはじめとする事件関係者の名誉、プライバシーを保護する必要性が高い」として、処分理由を明らかにしていない。
 県によると、県警が書類送検した11月4日に、県警から事案の報告があった。県は同6日、沖縄防衛局と外務省沖縄事務所に対し、米軍関係者に対する教育内容の見直し、隊員教育の徹底など、より実効性のある対策の実施を求めた。
 県内では今年1月から11月末までに、米兵による不同意性交や同致傷の性犯罪の凶悪犯で6件の摘発があり、うち5件が不起訴となっている。
在沖米兵2人を書類送検、不同意性交容疑で県警 地検が不起訴に...の画像はこちら >>
編集部おすすめ