沖縄県は17日、沖縄県宮古島市の宮古空港で戦時中の不発弾とみられる米国製50キロ爆弾の不発弾が発見されたと発表した。2024年度の宮崎県・宮崎空港での不発弾爆発事故を受け、宮古空港を管理する沖縄県は12月15日より同空港で不発弾の磁気探査業務を行っていた。


沖縄県が宮古空港で実施した磁気探査で発見された米国製の50キロ爆弾=17日、沖縄県宮古島市(提供)

 16日午後11時過ぎに、磁気探査の業者から沖縄県へ「爆弾らしきものが見つかった」と連絡があり、陸上自衛隊不発弾処理隊が17日午前4時45分ごろ、不発弾と確認した。
 沖縄県によると、宮古空港の滑走路上ではなく、滑走路から東側の着陸帯に向かって27メートルの地点で、深さ約1メートルの土中だった。沖縄県は運航上の支障はないと判断し、不発弾処理隊による仮処理を終えた後、通常運航している。今後、不発弾処理隊が現地で撤去作業を実施する予定。日程は決まっていない。
 沖縄県の担当者は、「同空港での探査業務は2月までの予定。新たに不発弾が見つかった場合には引き続き適切な処理を行う」と話した。
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