沖縄市内で8月、20代女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われた前うるま市社会教育部長の被告の男(52)=沖縄市=の第2回公判が19日、那覇地裁沖縄支部(梶浦義嗣裁判長)であった。初公判で罪状認否を「留保」していた弁護側は、胸を触るわいせつ行為は認める一方、性交はしていないと起訴内容を一部否認した。

 同日あった検察側の冒頭陳述によると被害女性は被告の男と面識があり、事件前日の8月29日、うるま市内の会合で偶然居合わせた被告から帰り際、飲みにいこうと誘われた。
 女性にテキーラのショットを飲ませ酩(めい)酊(てい)状態にした被告は、タクシーに乗せてホテルへ向かい、敷地内や帰りのタクシー車内で性的暴行に及んだとしている。
 検察側が読み上げた被害者供述調書によると、女性は被告に言葉で抵抗の意思を示したが聞き入れられなかったという。母親や交際相手に泣きながら被害を訴え、過呼吸になった経過も明かされた。
うるま市前部長 不同意性交罪の起訴を一部否認 第2回公判 那...の画像はこちら >>
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