病気の子どもたちにクリスマスの雰囲気を味わってもらおうと、県建設業移動式クレーン協同組合は19日、南風原町の県立南部医療センター・こども医療センター駐車場で、クレーン車を使った巨大ツリーを披露した。高さ約20メートル、青と白の約4千個のLED電球が光り輝いた。
入院中の子どもたちが病棟から眺め、歓声を上げた。
 同組合による初の試みで約25社が協力。広報担当の湧上賢司さんは「病気と向き合う親子の心が、ほんのひとときでも温かくなればと思って企画した」と説明する。4~5階にある小児病棟から見えるよう、クレーンで電飾をつり下げた。
 病棟の子どもたちは、点灯すると拍手し、窓をたたいて喜ぶ子もいた。藏根航太さん(14)は「久しぶりにイルミネーションを見て、穏やかな気持ちになった」と話した。
 ツリーは20日まで設置され、24~26日には那覇市の石嶺児童園でもお披露目される。(社会部・嘉数よしの)
闘病の子らにクリスマスプレゼント 窓越しに巨大「クレーンツリ...の画像はこちら >>
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