[おきなわキラ星企業!](158)
 沖縄北部の伊江島。自然に囲まれたこの地に、木のぬくもりを大切にしたカフェ「Cafe E-SABI(イーサビ)」があります。
島の喧騒から離れ、静かな住宅街の一角で、ゆったりと“島時間”を味わえる場所として観光客や地域住民に親しまれています。
 店名の「E-SABI」は、このカフェがある土地の名前に由来します。かつてこの土地は「佐辺」という名字の方が納めており、「さべ」がなまって「サビ」と呼ばれるようになったそうです。
 また、“いい寂(さび)”にはひと息つける心地よい静けさ、という意味も込められています。城山(タッチュー)の麓に位置するテラス席からは、沖縄本島や海を一望することができ、その景観を楽しみに訪れる人も多いです。
 メニューは、島産素材を生かした小麦そばやサラダそば、そばナポリタンなど。目の前に広がる畑で採れた果実を使った手作りの発酵ドリンクなどを提供しています。無農薬で自家栽培・製粉した小麦を使った「ムジヌフテンプラ(麦黒糖天ぷら)」なども人気です。
 オーナーの島袋和代氏は、「この島だからこそ味わえる素材を生かし、その味をゆっくり楽しんでもらいたい」と語ります。地域の農家と連携し、地産地消にこだわった取り組みを続けています。
(伊江村商工会・嘉陽田敦史経営指導員)
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 Cafe E-SABI 伊江村東江上170 電話070(1181)5495
 
 
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島内産の素材で「そばナポリタン」 テラス席で沖縄の海を一望しながら満喫 伊江村のCafe E-SABI
オーナーの島袋和代さん
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