【那覇】ロボットとパラスポーツのボッチャを組み合わせた「ロボッチャ」の企業向け体験会が22日、那覇市内で開かれた。ロボッチャを開発したエデュソル社(東京)の岡本弘毅代表が、県内企業の社員ら約20人にルールや遊び方を教え、プレーさせた。
岡本代表は「AI時代に必要な課題解決力や創造力を育てる」として教育効果をアピールした。
 ボッチャをベースにしたロボッチャは、自分で組み立てたロボットにボールを投げさせ、ターゲットに近づけることで得点を競う。ロボットがボールを放つ強さや角度をプログラミングで制御することで飛距離などを細かく調整できる。
 「ロボットを作るエンジニアリングや、制御するプログラミングの技術が身に付くことに加え、戦略をチームで考えることで対話が生まれる」と岡本代表。「障がいがある人もない人も同じルールで楽しめるインクルーシブな特性も魅力だ」と力を込めた。
 参加者は入力する数値を変えながら各場面に最適な投げ方を探り、思い通りの場所にボールを運べると歓声を上げて喜んだ。沖縄セルラーみらいクリエイト社教育事業部の鈴木和久マネージャーは「試行錯誤しながらターゲットを狙うのが楽しい。ロボットやボールを扱うことで物理的なことも学べ、子どもの創造力も育つ」と話した。(社会部・又吉嘉例)
AI時代に必要な課題解決力と創造性 「ロボッチャ」で育成、教...の画像はこちら >>
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