【金武】金武町立嘉芸小学校の5年生41人は10日、屋嘉区の田んぼで稲刈りを体験した。収穫した稲は9月に児童が田植えをしたもの。
屋宜健校長は「伊芸区と屋嘉区の支援で実施できた。子どもたちには一連の農作業を通して地域の良さを感じてほしい」と話した。
 両区は町内有数の米作りが盛んな地域。学校の取り組みに区民が協力し、約330平方メートルの田んぼを提供した。収穫作業では、屋嘉区の島本勇人区長と伊芸区の島袋義一区長、農家の安富祖稔さんが鎌の使い方や束ね方などを指導した。
 安富祖さんは「最近は稲刈り作業も機械化し、家族総出の刈り取りが少なくなったが、この体験が家庭で話題になればうれしい」と笑顔で話した。
 稲刈りを初体験した宜野座豊姫さんは「毛虫がいてびっくりした」。清水夏さんは「稲わらで、しめ縄作りをするのが楽しみ」と笑顔を見せた。与那嶺潤明さんは「おじいちゃんを手伝ったことがある」と慣れた手つきで刈り取っていた。(仲地暁通信員)
 
(写図説明)稲刈りをする嘉芸小学校の児童=10日、金武町屋嘉区
「毛虫がいてびっくり!」 嘉芸小5年生41人、田んぼで稲刈り...の画像はこちら >>
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