一年の始まりを飾る初日の出。2026年、沖縄では見られるのでしょうか? 元日の天気や初日の出の時刻、おすすめスポットなどを紹介します。
(社会部・西口優子)
 国立天文台によると、元日の那覇市の日の出は午前7時17分、方位は東南東。沖縄本島の多くの場所では午前7時16~17分ごろに日が昇ります。
 県内で最も早く日が昇るのは南大東村と北大東村の午前7時2分で、最も遅いのは与那国町の午前7時32分。国立天文台が発表する初日の出は、太陽の上の部分が地平線に一致する時刻を表していて、標高は0㍍としています。
 それでは、沖縄本島の各地の初日の出スポットを紹介します。
 まずは南部。糸満市摩文仁の平和祈念公園は、視界を遮るものがなく、大海原を一望できる初日の出の人気スポットの一つです。31日から元日にかけて駐車場が無料で開放され、約400台停めることができます。

平和祈念公園で初日の出を見る人たち=2025年1月1日朝、糸満市摩文仁(竹花徹朗撮影)

 続いて中部。うるま市の勝連城跡では、元日は午前6時から特別開放します。料金は中学生以上500円で、駐車場は午前5時から。世界遺産で初日の出を拝み、幸先の良いスタートを切りましょう。


勝連城と朝日(うるま市観光物産協会提供)

 最後は北部。沖縄本島最北端、国頭村の「ASMUI Spiritual Hikes アスムイハイクス(旧・大石林山)」は、2億5千万年前(古生代)の石灰岩が長い歳月をかけて侵食されてできた熱帯カルスト地形。琉球王国の創設神「アマミキヨ」が降り立った地といわれ、パワースポットとしても人気です。
 元日は特別に午前7時にオープンします。例年、午前8時過ぎには山の上からの日の光を見られるとのこと。神聖な山の中をトレッキングをしながらひと味違った初日の出を楽しめます。

「ASMUI Spiritual Hikes アスムイハイクス(旧・大石林山)」で山の上からのご来光をカメラに収める人たち(アスムイハイクス提供)

 そのほか、南城市の知念岬公園や読谷村の座喜味城跡、宮古島市の池間大橋なども人気があります。
 気になる元日の天気は?
 沖縄気象台によると、元日の沖縄地方の天気は曇り一時雨。降水確率は沖縄本島地方と宮古島地方で60%、大東島地方で50%、八重山地方で70%となっており、県内各地で初日の出が見られる確率は少ない。  また、元日の那覇市樋川の予想最高気温は19度、最低気温は16度で平年より低い見込み。

 
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