【沖縄】「沖縄におけるグリーンインフラの可能性」と題した研究報告とシンポジウム(主催・同実行委員会)が12月13日、沖縄市内のホテルであった。
 グリーンインフラは、自然が持つ機能を社会基盤に取り入れ、防災や環境保全、地球温暖化対策などに活用する緑化の取り組み。

 研究報告では、建築を学ぶ県内外の学生ら3人が登壇し、台風が多い沖縄の防災と緑化に関係する研究内容を発表した。
 このうち柴田万太郎さん(琉球大学大学院博士前期課程1年)は「建築緑化と植樹風洞実験」をテーマにした研究を報告。台風や塩害が多い沖縄では倒木や幹折れなどがあり、樹種選択が容易ではなく緑化の手法にも影響がある可能性を指摘し、ガジュマルやフクギなど6種類の木に風を当てる風洞実験の結果を紹介した。
 その他、建築家で琉球大学工学部の入江徹准教授は「日本の建築緑化」と題して講演し、県外の事例などを写真で紹介した。那覇市の設計事務所「デザインネットワーク」の島田潤代表は「緑と建築の共生を考える」と題し、自身が手がけた建築緑化について説明した。その後のシンポジウムでは2人が登壇し、会場に集まった建築関係者と意見交換した。
(中部報道部・吉川毅)
 
(写図説明)「建築緑化と植樹風洞実験」をテーマに研究報告する柴田万太郎さん(左)=12月13日、沖縄市のホテルニューセンチュリー
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