[胃心地いいね](861)マルミヤ食堂 那覇市若狭3の25の6
 港町のにぎわいから少し離れた場所にあり、地域の人に愛されて今年で創業47年を迎える那覇市若狭の「マルミヤ食堂」。大ぶりに切られたやわらかい豆腐に味が染み込んだ煮つけ、チャンプルー、みそ汁など「お母さんの味」が評判だ。


程よい甘さが具材の味を引き立てる「煮つけ定食」

 店は1979年、2代目現店主の宮里春美さん(64)の義母シズ子さん(91)が立ち上げ、夫婦で営んでいた。約20年前、体力の低下などで閉店の話が上がったところ、宮里さんが「もったいない」と引き継いだ。
 店内に「おすすめ」の貼り紙を掲げているのが「煮つけ定食」(750円)。豆腐に絡み合う汁は、豚骨ベースの沖縄そばのだしに、しょうゆや砂糖を合わせて作っている。
 同市首里末吉町の「岸本豆腐」の豆腐を使用。素材のやわらかさを生かすため揚げ豆腐にせず、真っ白な面にこんがり付けた焼き目が食欲をそそる。他にも、大根、こんにゃく、昆布、インゲン、三枚肉が皿にのり、白米との相性が最高な逸品だ。

和気あいあいと店を切り盛りする宮里春美さん(中央)、上原真喜子さん(右)、石川郁江さん=12月25日、那覇市・マルミヤ食堂

 具材に甘さが程よく染み込んでいるが、実は注文を受けてから1皿ずつ作っている。強めの火力でわずか10分弱で味が絡み合う。
 ただ、おいしさの一番の秘訣(ひけつ)は「てぃーあんだー」だと語る宮里さん。初代店主のシズ子さんから引き継いだ当初は、常連客から「味が違う」と言われ何度も練習を重ねた。メニューにレシピはない。
シズ子さんの手元を目で追い、全て見よう見まねで覚えた。
 飾ることなく親しみやすい確かな味に、近くの漁港関係者や地域住民、タクシー運転手らが足を運ぶ。最近では、懐かしさを感じる料理を求めて、若い世代や観光客も訪れる。宮里さんは「食堂が少なくなってきているけど、これからも落ち着く家庭料理を守っていきたい」と笑顔を見せた。(社会部・末吉未空)
 【お店データ】営業時間は午前10時~午後3時。ラストオーダーは午後2時半。日曜・祝日定休。駐車場なし。電話098(868)7560

【地図】マルミヤ食堂
「お母さんの味」が評判 味が染み込んだ絶品の煮つけ 那覇市若...の画像はこちら >>
程よい甘さが具材の味を引き立てる「煮つけ定食」">
「お母さんの味」が評判 味が染み込んだ絶品の煮つけ 那覇市若狭のマルミヤ食堂
和気あいあいと店を切り盛りする宮里春美さん(中央)、上原真喜子さん(右)、石川郁江さん=12月25日、那覇市・マルミヤ食堂">
「お母さんの味」が評判 味が染み込んだ絶品の煮つけ 那覇市若狭のマルミヤ食堂
【地図】マルミヤ食堂">
編集部おすすめ
沖縄タイムスプラスの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース