二十歳の節目を祝う集いが11日、沖縄本島南部や離島の各市町村で開かれた。大人の仲間入りをした二十歳は、両親や友人の支えに感謝し「社会人としての自覚と誇りを持ち、挑戦していく」と力強く誓った。
各会場では、あちらこちらで旧友との再会を喜ぶ姿が見られ、自主企画による歌や踊りで盛り上がった。
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 与那原町の「二十歳を祝う式典」が11日、同町上の森かなちホールで開かれ、約180人が参加した。二十歳自身がプログラムの内容を考えた手作りの式典で、ことしは高校で合唱部に所属していた伊禮帆乃花さんが県出身のシンガー・ソングライターAnlyさんの「好きにしなよ」を熱唱。音響機器の不具合をものともせず、さびのフレーズを会場と掛け合い、盛り上げた。
 式典は福原佑一朗さんと津村真さんの「かぎやで風」で幕開け。福原さんは伝統芸能実演家を目指しており「幼い頃からの夢を追い続ける姿を見せることが両親や親戚、先生、友人への最大の恩返しになると思う。感謝を忘れず、これからも励んでいきたい」とあいさつした。
 伊禮さんは「みんなに自由に突き進んでほしい」との思いでAnlyさんの曲を選んだ。「舞台でこうやって歌うなんて私、中学生の頃はとてもとても…」と照れつつ、裏声や高音を存分に聴かせた。最前列に座った友人の宮里ありささんは伊禮さんをじっと見つめ静かに涙。「中学の時はあんなにちっちゃかったのに大きくなったなぁ」とおどけた。
 会場には二十歳が小学6年生の時に作ったタイムカプセルも。
「安全運転!」「未来の俺、何円持ってる?」「みき先生LOVE」などと書かれた箱の中に自分宛ての絵や手紙があり、広げて大笑いしたり、こっそり見て袋に戻したりした。
 照屋勉町長は昔話「ウサギとカメ」を引用し「カメはウサギではなく、一心にゴールだけ見て走った。他人と比べず、自分自身に立ち向かってください」とエールを送った。
(南部報道部・平島夏実)
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音響トラブルをものともせずAnlyを熱唱 高校で合唱部だった新二十歳、式典盛り上げ「自由に突き進んで」
Anlyさんの曲を熱唱する伊禮帆乃花さん
音響トラブルをものともせずAnlyを熱唱 高校で合唱部だった新二十歳、式典盛り上げ「自由に突き進んで」
開封されたタイムカプセル
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