【名護】任期満了に伴う沖縄県名護市長選挙が18日告示され、塾経営者で新人の伊波勝也氏(67)と元市議で新人の翁長久美子氏(69)=立民、共産、社民、社大推薦、現職で3期目を目指す渡具知武豊氏(64)=自民、公明、国民、維新推薦=が立候補を届け出た。渡具知氏と翁長氏による事実上の一騎打ちで、物価高対策と辺野古新基地への是非、子育て政策や街づくりなどを争点に7日間の選挙戦が始まった。


(写真左から)第一声を上げる伊波勝也氏=18日、名護市役所駐車場 出発式で支持を訴える翁長久美子氏=18日午前、名護市大南(小宮健撮影) 出発式で支持を訴える渡具知武豊氏=18日午前、名護市大北(金城健太撮影)

 翁長氏、渡具知氏ともに18日午前中に市内で出発式を開催した。
 翁長選対は午前9時から市役所近くの事務所前で「税金を有効に使い、市民が望む政策づくりに励む。政治生命を賭けて、絶対に絶対に市長の座につかせてもらいたい」とマイクを握った。ピンクの洋服や鉢巻きを身に着けた支援者らが沿道から拍手を送った。
 渡具知選対は午前8時半に市大北の国道沿い交差点に集まった。渡具知氏は緑の衣服を身に着けた支持者の前で「これまで掲げた公約の9割を達成、または継続している。国への予算要求もし、国からの支援をもって市民の生活向上を図っていく」声を張り上げた。
 選挙の度に争点となってきた辺野古新基地建設について、渡具知氏は「私が発言したとしても工事には影響が出ない」として、過去2回の選挙同様、賛否を示さない姿勢を堅持する。そこに「新基地建設で事件・事故のリスクが高まり、市民の命と安全が脅かされる」として反対を掲げる翁長氏が挑む。
 渡具知氏には自民と公明、国民が支援し、翁長氏は玉城デニー知事を始めとする「オール沖縄」勢力が支援する。
 伊波氏は午前10時に、市役所の駐車場内で第一声を上げ、「今は名護市の新庁舎にお金を使っている時ではない。子育て支援が一番」と訴えた。

 同市長選は今秋予定の県知事選の前哨戦にも位置付けられている。選挙人名簿登録者数は17日時点で5万1496人(女性2万6216人、男性2万5280人)。
 翁長久美子(おなが・くみこ)1956年4月5日生まれ。名護市城出身。武庫川女子短期大卒。2010年に同市議選で初当選し、4期15年務めた。
 渡具知武豊(とぐち・たけとよ)1961年8月12日生まれ。名護市許田出身。第一経済大卒。98年から市議5期。2018年の市長選で初当選した。
 伊波 勝也氏(いは・かつや)1959年1月13日生まれ、名護市三原出身。
琉球大学法文学部卒業。県内で学習塾を経営している。(名護市長選取材班・松田駿太、比嘉海人)

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(写真左から)第一声を上げる伊波勝也氏=18日、名護市役所駐車場 出発式で支持を訴える翁長久美子氏=18日午前、名護市大南(小宮健撮影) 出発式で支持を訴える渡具知武豊氏=18日午前、名護市大北(金城健太撮影)">
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