西表島のテナガエビは川ごとに独自に進化-。琉球大学理学部の今井秀行教授の研究グループがこんな研究成果を発表した。

 研究グループは2019年から22年にかけて、西表島(竹富町)の八つの河川から415匹のショキタテナガエビのミトコンドリアDNAの塩基配列を集団遺伝解析した。その結果、河川ごとの遺伝子の特徴に違いがあることを突き止めた。
 8河川はそれぞれ独立して谷間を流れていることから今井教授は「人為的な放流もなく、遺伝子が混ざることがなかったのでは」とみる。「西表島だけに生息する貴重なエビを未来に残すためには、河川単位で保存管理しなければならない」と指摘した。
 研究成果をまとめた論文は昨年12月29日、査読付学術誌「Biogeography(バイオジオグラフィー)」のオンライン版に掲載された。(社会部・塩入雄一郎)
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