2025年10月16日(木)、沖縄県うるま市で「闘牛の餌やり体験」が行われた。闘牛大会という限られた場以外では目にすることのない牛たちの姿を、静かな環境でじっくりと観察できる貴重な機会となった。

「マンホールの絵」が本物に変わる瞬間
 この体験を提供したのは、地元の牛主・伊波貴輝さんだ。集合場所の公園から牛舎へと向かう道中、伊波さんは「闘牛って見たことある?」と子どもたちに問いかけるなど、参加者との交流を深めていた。「マンホールの絵でしか見たことない!」という声も上がり、一行の期待は自然と高まっていく。

伊波さんの案内で牛舎に向かう参加者たち
牛舎へ向かう道中の足元には、闘牛をモチーフにしたうるま市のデザインマンホールが・・・

体重1トン、イワトラの“意外すぎる素顔”
 牛舎に到着すると、闘牛の「イワトラ」がお出迎え。10人近い参加者を前にしても、鳴き声を発することもなく、ただ静かに佇む姿が印象的だ。闘牛場で火花を散らす姿とは異なる“素顔の闘牛”に、参加者からは驚きや感嘆の声が上がった。

参加した子どもたちは、闘牛の迫力に目を輝かせながら牧草を差し出した。

 闘牛の餌は、千年木(せんねんぼく)の葉。子どもたちは、体重1トンを超える巨体に直接餌を与えたり、背中に乗ったり、綱を持ってゆっくりと散歩をしたりと、五感を通じて、イワトラとの濃密な触れ合いを楽しんだ。参加者の一人は「こんなに間近で闘牛を見るのは初めて。大きさの迫力がすごい。もっと怖い存在だと思っていたが、目が優しく穏やかで驚いた」と話した。


参加者へイワトラについて説明する牛主の伊波さん

 牛主の伊波さんは「イワトラはこれまで闘牛大会で4戦し、3回は不戦勝、1敗。戦わずして勝つタイプの牛」と説明し、「イワトラとの交流を通して、より多くの人に闘牛を身近に感じてもらえたら」と期待を込めた。

闘牛「イワトラ」と記念撮影を楽しむ参加者家族

アプリがつなぐ、地域の新しい営み
 今回の「闘牛の餌やり体験」を実現させたのは、おもてなしアプリ「LOCOLINK(ロコリンク)」(https://locolink.jp/)だ。「LOCOLINK」は、旅行者と地元の人をマッチングし、独自の「おもてなし」を提供している。一般的な観光ガイドブックには載っていないローカル体験や交流が魅力のサービスだ。アプリを使えば、旅行者に限らず誰でも体験可能。地域の文化や営みに触れる新たなきっかけとして、今後の広がりにも期待が集まる。(フリーライター・翁長奈七)
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闘牛に乗ってみる? 1トン超えの巨体と触れ合う、ディープな沖縄【地元密着・観光体験】
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闘牛に乗ってみる? 1トン超えの巨体と触れ合う、ディープな沖縄【地元密着・観光体験】
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闘牛に乗ってみる? 1トン超えの巨体と触れ合う、ディープな沖縄【地元密着・観光体験】
参加した子どもたちは、闘牛の迫力に目を輝かせながら牧草を差し出した。">
闘牛に乗ってみる? 1トン超えの巨体と触れ合う、ディープな沖縄【地元密着・観光体験】
参加者へイワトラについて説明する牛主の伊波さん">
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