生成AIが一般に普及し始めたのが2023年。今では4人に1人が日常で使うという。
かくいう私も、旅行や仕事の相談に手放せぬ相棒だ。
 ところがである。自信満々に答えるが、間違いが結構多い。うそを真実のように語る「ハルシネーション」。「AIはうそをつく」という認識なしでは実害すら発生するが、それを認識していない人も少なくない。
 映画の舞台は、AIが司法の全権を握る世界。被告人となった刑事は、死刑執行までの90分でAI裁判官に対し、自身で無実を証明しないといけない。絶対的な存在に対し、彼はプロの経験を武器としてAIに的確な「指示」で再捜査をさせ、冤罪を晴らそうとする。AIの壁を、人間の知恵と経験、直感が突き崩せるか。
 AIへの指示力が問われる現代、本作はその付き合い方を考える好機だ。便利だからこその危うさを直視する時が来ているのかもしれない。(DX推進部・屋良朝輝)
◇シネマQ、ライカム、ミハマ、サザンで上映中
【スターシアターズ・屋良朝輝の映画コレ見た?】『MERCY ...の画像はこちら >>
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