沖縄県内流通最大手サンエー(豊田沢社長)は9日、宜野湾市の「サンエー大山シティ」跡地に、新食品加工センターと本社を2月中に着工すると発表した。自社で所有する敷地面積2万3850平方メートルに、新しい本社と食品加工センター、社員向けの立体駐車場を整備する。
投資総額は540億円。本社にはオフィス機能を集約し、食品館などの売り場は併設しない。2028年9月の稼働開始を予定する。
 現在の製造施設は、店舗網の拡大に伴う処理能力の逼(ひっ)迫(ぱく)や、設備老朽化が課題だった。分散している製造・加工機能を集約し、最新の自動化設備を導入することで、オペレーションの効率化とコスト低減を図る。また、高度な衛生管理体制を構築し、これまで以上に安心・安全で付加価値の高い商品を安定的に供給できる体制を整える。
 延べ床面積は食品加工センター約2万5千平方メートル、本社約1万1千平方メートル、鉄骨造で地上5階建て。立体駐車場は約1万3千平方メートルで6階建て。
 投資総額540億円は、自己資金や借入金などから充当するという。建設によって今期(26年2月期)の業績に与える影響は軽微として、第3四半期決算などで示した通期業績予想などは据え置いた。今後については、改めて次回の決算発表などで見通しが示されるとみられる。
 サンエーは今回の発表に先立ち、3月1日付で部署の新設や改編を伴う組織変更を発表していた。
センター・本社の新設など設備投資と合わせて機能強化を図り、生産性を向上させて競争力の優位性を確保する考えだ。(政経部・川野百合子)
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サンエー、新社屋建設へ 宜野湾市「大山シティ」跡地に オフィス機能を集約、食品加工センターも【イメージ図と地図】
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