[胃心地いいね](866)田多そば 浦添市内間5の14の30
 やかんを手にしたスタッフが目の前で注ぐ熱々のスープにいつも胸が高まる。一口すすると、その澄んだ色合いから最初は想像できなかったコクのある味わいが口に広がり、野菜や豚のうまみが利いた優しい余韻に舌が喜ぶ。
気付けばいつも、器の中は空っぽだ。

土鍋で炊く自慢のジューシーにジーマーミ豆腐とモズク酢が付く一番人気の「ミックスそばセット」

 東京や関西で19歳の頃から和食やイタリアンなど本格的に料理の腕を磨いた店主の田多寿光さん(38)が昨年6月にオープン。長年離れていた沖縄に帰って久々に口にした沖縄そばに衝撃を受け、開業を決意した。
 あまりのおいしさに「電気が走った」名護市の八重食堂の味に特に感銘を受けたといい、本島中南部では見慣れない平麺を使用。麺が伸びないように提供の直前にスープを注ぐ「やかんスタイル」も取り入れた。

熱々のスープを入れるやかんを手に笑顔を見せる店主の田多寿光さん=3日、浦添市内間

 自慢のスープは、低温でじっくり別々に煮込む本ソーキと三枚肉、豚骨のだし汁3種をブレンド。だし骨の仕込みは3日がかりで、昆布のうまみを「最大限生かす」和食の技法も生きる。ソーキと三枚肉はやわらかさのバランスを考えて煮込み時間を工夫。ニンニクやタマネギ、ニンジンを一緒に煮込む際の手法はイタリアンの経験がベースだ。
 「本ソーキそば」(大1050円、中950円)と「三枚肉そば」(大950円、中850円)で迷ったときは、両方入った「ミックスそば」(大1150円、中1050円)がお薦め。具なしで麺とスープを堪能できる「素そば」もある。
 土鍋で炊くジューシー(200円)は売り切れ必至の人気。
沖縄そば各メニュー「中」の値段にプラス300円でジューシーとモズク酢、ジーマーミ豆腐が付くセットもうれしい。
 海外進出も視野に入れるという田多さん。「子どもの頃、食べていた王道の味を守り、世界に沖縄そばを広めたい」と力を込めた。(浦添西原担当・新垣玲央)
 【お店データ】営業時間は午前11時~午後3時。定休日は金曜。電話050(8884)0830。カウンター4席、テーブル2席、座敷4席。駐車場あり。

【地図】田多そば
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東京や関西で腕磨いた店主 透明でうまみ豊かな熱々スープ 沖縄・浦添市の田多そば
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東京や関西で腕磨いた店主 透明でうまみ豊かな熱々スープ 沖縄・浦添市の田多そば
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