1月に県主催の「おきなわブランド戦略2026」のトークイベントが開催されました。その中で、「沖縄の価値とブランド~その可能性」と題した基調講演をさせていただく機会に恵まれました。
 
 沖縄出身とはいえ、30年以上沖縄から離れ県外で暮らしてきた私に、「沖縄を語る」大役が務まるのだろうかと、お話を頂いた時にはお断りするべきかと迷いました。ただ、「少しでもお役に立てるならば」との思いを抱き、感謝とチャレンジする気持ちで引き受けることにしました。
 当日は450人もの来場者を前に緊張で足が震えましたが、沖縄内外の視点から見た沖縄の価値や魅力を私なりの言葉でお伝えし、皆さまに温かく見守っていただけたおかげで、無事終えることができました。講演の準備を進める過程で、沖縄の文化や歴史を学び直したことで多くの新たな発見があり、沖縄の奥深さを実感しました。
 沖縄には沖縄ならではの「無形」の価値の存在があります。沖縄固有の文化、芸能と、独自の「祈りと自然観」が息づき、気高い美意識を有する一方で、人懐っこさといった人の魅力にあふれる沖縄。沖縄最強のアセット(財産)は、コミュニティーの結束、ゆいまーる精神、何より人の温かさ。沖縄は無形の価値の宝庫であり、暮らす人々がブランドの中心にいて、「ブランドは人によって創られる」と感じました。
 未来に向けて守るべきものをしっかり守り、「守るべき沖縄文化」と「新しいことへの挑戦」の両輪でこれからも自信をもって前に進んでいく私たちでありたいと思います。
 沖縄の魅力を世界に向け発信することを強化し、おもてなしをさらに高度なレベルで引き上げていくこと。沖縄でしかできない体験をウェルビーイングの価値創出につなげること。これらにはまだまだ研さんの余地があると感じています。
これからも自分にできること、同時に自分にしかできないことを見つけ、明るく前向きに行動と発信をしていきたいと思います。(かりゆし社長・グループ統括)
[オフィスの窓から]無形の財産 世界に発信 親泊昌代の画像はこちら >>
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