沖縄県糸満市発注の公園遊具整備事業を巡り、特定の遊具製品が採用されるよう便宜供与を図る見返りと知りながら資材販売会社代表から家電を受け取ったとして、収賄罪に問われた同市の元係長の男(43)=同市=の判決公判が25日、那覇地裁であり、小畑和彦裁判長は懲役1年6月、執行猶予3年を言い渡した。
 贈賄罪に問われた資材販売会社「邦栄商事」元代表の男(53)=那覇市=に対しては懲役10月、執行猶予3年とした。

 判決によると2023年4月~25年3月、土木整備係長として遊具整備事業全般に携わっていた元係長は、邦栄商事が特約契約する遊具メーカーの製品が採用されるよう設計業者に売り込んだ。
 結果的に邦栄商事が扱う遊具は不採用となったが、元係長は計25万円相当の家電を元代表から受け取った。小畑裁判長は元係長に対し「立場を悪用して個人的な財産的利益を得ようとした。犯行動機に汲むべき点は全くない」と非難。
 また、非公表の公共工事に関する情報を邦栄商事側に伝え、元代表に賄賂を要求した元係長の行為は「犯行の主導者として厳しい非難は免れない」と述べた。
 一方、両被告が反省の態度を示し、実名が報道されるなど一定の社会的制裁を受けていることを考慮し刑の執行を猶予すると説明した。
収賄の沖縄・糸満市元係長、贈賄の会社元代表に有罪判決 公園整...の画像はこちら >>
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