1カ月間の時間外労働が200時間を超え、脳出血で倒れたJAおきなわ職員の男性(38)が那覇労働基準監督署から労災認定を受けていたことが分かった。代理人弁護士によると、男性は左半身まひの後遺障害が残り車いす生活を送っている。
今後、適切な労務管理を怠ったとしてJAに対して損害賠償請求訴訟の提起を検討している。
 男性は2010年入社で、脳出血発症時は南部地区営農振興センターに所属しマンゴーの営農指導に当たっていた。
 昨年7月19日朝、自宅リビングでうつぶせで倒れているのを妻が発見し、救急搬送された。脳出血と診断され即日手術となった。現在は休職中でリハビリのため通院している。
 JAの勤怠管理表によると、脳出血発症の前日まで34日間連続出勤し、時間外労働は計242・5時間に上っていた。土日も休まず毎日午前8時前後に出勤し、終業時刻は遅い日で翌日午前1時を回っていた。
 代理人弁護士によると、男性は倒れる数日前、複数の上司に現場の人員不足を訴えるメールを送っていた。しかし上司は対応策を講じず、現場を見に来ることもなかったという。新人と実質2人の態勢でミスが多発し、販売先や農家からクレームが入ったが、すべて現場責任者である男性が対応していたという。
 JAおきなわは本紙取材に「労災認定を重く受け止め、マンゴー選果場の労務管理体制を見直し、再発防止に取り組んでいる」とコメントした。
 男性の代理人弁護士は27日に県庁記者クラブで会見する予定。
34日出勤・残業242時間超で脳出血 人員不足でミス多発しク...の画像はこちら >>
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