米軍のUH1多用途ヘリコプター1機が沖縄県名護市許田の野球場に不時着した問題で、一夜明けた7日、市民からは「不時着は許されない」と批判の声が上がった。名護市の渡具知武豊市長は9日に沖縄防衛局を市役所に呼び抗議する方針。

 米軍キャンプ・シュワブゲート前では7日、辺野古新基地建設に抗議する集会が開かれた。同区在住の金城武政さん(69)は「米軍は訓練を理由に、沖縄の土地でやりたい放題している。米軍ヘリが着陸してもいいんだと既成事実化をさせてはいけない」と訴えた。
 「うるま市島ぐるみ会議」の照屋大河共同代表は、不時着した当時は少年野球チームが練習中だったことに触れ「日本中の野球少年が大谷翔平選手の活躍に興奮する中、沖縄の野球少年たちの頭上からは米軍機が降りてくる。この格差にがくぜんとする」と声を落とした。
 現場に駆け付けた名護市区選出の山里将雄県議は、当時の物々しさを共有し「市街地で起きてしまった。許してはならない。県議会の中でもしっかりと追及したい」と強調した。
 米軍第1海兵航空団は7日、不時着したヘリに関し「点検の結果、飛行継続は問題ないとされ普天間飛行場に安全に戻った」と本紙取材に説明した。県は週明け、対応を協議する方針。(北部報道部・比嘉海人)
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