那覇市や浦添市内のガソリンスタンドでは11日朝から、値上がり前の「駆け込み給油」に並ぶ車の列ができた。
9日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均小売価格は169円10銭で全国で5番目に高い。前週より5円60銭の上がり幅は全国9エリアで最大だ。
12日には184円まで引き上げたスタンドもあり、今後、200円を超える可能性もある。
公共交通機関が乏しい沖縄では、通勤通学、買い物などさまざまな場面で車が欠かせない。このまま原油高が続けば、電気やガスの価格上昇にもつながる。
さらに商品やサービスの価格を押し上げれば、物価高に苦しむ家計に追い打ちをかけることになる。
最盛期を迎えるソデイカ漁の関係者も警戒感を強めている。漁場が遠方にあり、燃料や大型船の維持費など負担が増すからだ。県漁連は早めに燃料を調達するよう各漁協に通達した。
ガソリン高騰を防ぐため、政府は価格抑制のための補助金を19日から再開すると表明した。レギュラーの小売価格を170円程度に抑えたいとしている。
しかし、沖縄は通常でも全国平均より5円以上高い傾向にある。
価格抑制の効果を見極めながら、補助金以外にも地域の事情に即した施策を講じてほしい。
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原油高騰に対応するため、高市早苗首相は16日にも石油備蓄を放出する。ロシアのウクライナ侵攻開始以来、4年ぶりの実施だ。
日本の石油備蓄量は、2025年末で国内消費の254日分に当たる約4億7千万バレル。内訳は国家備蓄146日分、石油元売りや商社の民間備蓄101日分などとなっている。
今回決めた放出量は、国家備蓄1カ月分と民間備蓄15日分の計45日分で過去最大規模となった。
混迷を極める中東情勢を不安視し、国際エネルギー機関(IEA)も、加盟国が協調し4億バレルの石油備蓄放出で合意した。ウクライナ侵攻時の2倍超だ。
世界規模で原油高への危機感が高まっている。
国際間で連携しながら冷静に判断し、石油の安定供給に万全の対策を講じていく必要がある。
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イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡は、世界の石油の約2割が通過する要衝だ。
石油を人質に世界経済を混乱に陥れる行為は、決して許されない。
戦闘が長期化すれば、原油価格の抑制も困難となる。石油備蓄にも限りがあり、経済へのさらなる影響は避けられない。
双方とも攻撃をやめ、話し合いのテーブルに着くことが重要だ。高市首相は19日の日米首脳会談で、トランプ大統領に戦闘に終止符を打つよう強く主張すべきだ。

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