沖縄空手の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録に向けた「沖縄空手シンポジウム」(主催・沖縄空手ユネスコ登録推進協議会)が20日、豊見城市の沖縄空手会館であった。「生活文化に息づく沖縄空手」をテーマに、登録への機運を醸成し、沖縄空手がいかに生活や文化に根付いているかを再発見した。

 シンポジウムでは東京文化財研究所無形民俗文化財研究室の久保田裕道室長が沖縄空手の登録の課題として日本の武道や武術が「スポーツ」に位置付けられがちだと指摘。「文化としてどう位置付けるか。その発信は沖縄からこそできる」と述べた。
 パネルディスカッションでは沖縄民俗学会の萩尾俊章会長がコーディネーターを務め、沖縄空手や琉球芸能、伝統工芸などの研究者が登壇。後継者不足が課題となる一方、女性や外部受け入れによる継承事例も紹介した他、複数の国で推薦するなど新たな登録戦略も提言された。(社会部・塩入雄一郎)
生活に根付く沖縄空手、ユネスコ登録へ機運醸成シンポ 文化とし...の画像はこちら >>
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