【山盛基通信員】県教育庁が実施する「高校生伝統芸能分野就業体験事業」で琉球芸能を学ぶ高校生16人が1月27日から2月4日まで米ハワイ州を訪れた。生徒たちは日頃の稽古で磨いてきた芸を披露し、異文化交流を通じて表現者としての視野を広げた。

 最終公演はハワイ大学マノア校に隣接する東西センターで行われ、「四つ竹」「上り口説」「鷲ぬ鳥」「マミドーマ」などを踊った。300席を用意した会場は満席となり、立ち見に加え床に座って鑑賞する観客も出るほどの盛況ぶりだった。
 八重山芸能を始めて2年の下地こころさん(八重山高2年)は「東西センターで英語で曲紹介をしたことで英語で伝える難しさを知ったが、人前で発表する自信にもなった」と振り返った。八重山古典民謡を続けて7年になる仲盛美咲さん(同)は「観光客が集まるワイキキの街中ではハワイ語が大切にされていた。石垣の観光地でももっと八重山の言葉を取り入れてほしいと市長に伝えたい」と意気込んだ。
 三線歴10年の仲村斗和さん(北中城高2年)は「古典の曲しかやったことがなかったので民謡の曲ができるか心配だった。本番では指が震えるほど緊張していたけど、観客の指笛やへーし(はやし)を聞いて緊張がほぐれた。今後も沖縄の伝統芸能の魅力を発信していきたい」と話した。
(写図説明)踊りを披露する高校生たち=2月1日、米ハワイ州
編集部おすすめ