ミャンマーの国技で過酷な素手格闘技「ラウェイ」の王者として世界を舞台に戦ってきた豊見城市出身の格闘家、渡慶次幸平選手(37)がこのほど、現役引退を発表した。18日に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターであるキックボクシングイベント「KNOCK OUT」で、引退エキシビションマッチを行う。


 19歳でわずか3万円を手に上京し、ホームレス生活から格闘家としてのキャリアを切り開いた異色の経歴を持つ。世界一過酷とされるラウェイで頂点を極める傍ら、ファイトマネーを投じてミャンマーに小学校を建設するなど、社会貢献活動にも心血を注いできた。
 引退エキシビションマッチの相手にはかつてのジムメートで、現在は総合格闘技団体RIZINで活躍する鈴木千裕選手が指名された。
 2月19日に首里城公園で開いた会見で、渡慶次選手は「こんな晴れの舞台を最後につくってくれた(KNOCK OUTの)山口元気代表と、鈴木選手に感謝している」と述べた。
 沖縄で格闘家を目指す子どもたちや困難に直面している人々に向けて「僕のような人間でも、諦めないで『もうちょっと頑張ってみよう』を繰り返した結果、盛大に引退式をやってもらえるところまで来られた。続けることで明るい未来が来る」とのメッセージを送った。
 鈴木は「格闘技で生きていく方法を教えてくれたのが渡慶次先輩。敬意を持って全力でぶつかる」と述べた。
 詳細は「KNOCK OUT沖縄大会」で検索できる。
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